外で肉焼いて食いたい。
ということで、キャンプ or 登山用のフライパンを探していて、いろいろ調べましたので、書いておきます。
「キャンプ or 登山用」と書きましたが、主にキャンプ用です。
つまり、軽さよりも料理のしやすさが重要視されるわけですが、わたくし、車なしキャンパーなので、重量もほどほどにしたい。
選定ポイント
- 肉を旨く焼くため、調理を楽しむため、料理のしやすいフライパン
- しかし重すぎるのはNG
素材
フライパンの素材は主に4種類あるようです。
それぞれの特徴とともに見ていきましょう。
アルミ
アルミのフライパンは軽量で扱いやすく、熱伝導効率が高いので短時間で調理できるのが特徴。また、リーズナブルな価格で購入できる点も魅力です。
一方、料理が焦げ付きやすく、耐久性が低いのが欠点です。最近では、耐食性・耐摩耗性を向上させるため「アルマイト加工」が施されたモデルもリリースされています。チタン
チタンのフライパンは、非常に軽量で強度があり、錆びにくいのが特徴です。保温性が高いため、料理が冷めにくいのもポイント。
ただし、熱の伝導効率が低いため火が強く当たる部分だけ焦げやすく、ムラが出やすいのが欠点です。
軽さを重視したい登山やソロキャンプなどでは、チタン素材のフライパンがおすすめです。ステンレス
ステンレス素材は、丈夫で錆びにくいのが特徴です。熱伝導率が低く、一度温めたら冷めにくいので余熱調理に向いています。
重さがありますが、安定するので調理しやすい点も魅力。車移動でのファミリーキャンプなどにおすすめです。鉄
鉄は、手入れを怠らなければ長年使える丈夫な素材で、熱伝導率が高く高温での調理ができます。また、使い込むことによって油が馴染んでいくので焦げ付きにくくなるのも魅力。
ただし、重いので登山や荷物を軽量化したい場合はおすすめできません。
引用:アウトドア向けフライパンのおすすめ9選。キャンプで大活躍 | SAKIDORI
ざっくり言うと、上から下に、登山→キャンプと適正が移り変わるような感じです。
比較表
それではわたくしがピックアップした製品の比較一覧表をご覧ください。素材+軽い順で並んでいます。
メーカー 製品名 |
画像とリンク | 価格 | 素材 | 重量(g) | 容量(ℓ) | 直径(cm) | 深さ(cm) | 加工(外側) | 加工(内側) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エバニュー Ultra Light パン #18 ECA147 |
¥5,076 | アルミ | 152 | 1.2 | 18 | 5 | ハニカム状加工により、熱伝導効率アップ | 「チタンプラズマコーティング加工」を施し、焦げ付きを防止 | ||
エスビット アルミフライパン |
¥1,591 | アルミ | 206 | 18.5 | 3.5 | 底に円状の溝で、熱伝導効率アップ | 焦げ付き防止処理済み | 別途グリッパー必要。 重量はグリッパー込み。 |
||
モンベル アルパインフライパン 18 |
¥2,160 | アルミ | 206 | 19.5 | 4.5 | 焦げ付きを防止するフッ素加工 | ||||
エバニュー アルミフライパン #16 マーブル |
¥2,948 | アルミ | 210 | 16.3 | 4 | 渦巻き加工 | 内面フッ素樹脂加工 | |||
エバニュー アルミフライパン #18 マーブル |
¥2,400 | アルミ | 255 | 1.1 | 18.4 | 4.5 | 渦巻き加工 | 内面フッ素樹脂加工 | 皿になるフタがいい。 | |
エバニュー チタンフライパン18 セラミック |
¥3,888 | チタン | 138 | 18.5 | 4 | セラミック樹脂コート | ||||
MSR ALPINE フライパン |
¥4,320 | ステンレス | 323 | 19 | 4.5 | |||||
キャプテンスタッグ 3層鋼フライパン 17cm |
¥1,400 | 軟鉄をステンレス で挟んだ「3層鋼」 |
490 | 17.5 | 3.9 | ステンレスの光沢が美しい | ||||
ブッシュクラフト たき火フライパン |
¥4,530 | 鉄 | 503 | 22.5 | ||||||
ロッジ スキレット 8インチ |
¥2,968 | 鉄 | 1,490 | 21 | 5 | |||||
アイアンクラフト IRON PLATE |
販売サイト | ¥19,440 | 鉄 | 1,850 | 22 | 鍛造製法によりスキレットパン等より 薄く 軽く 強い。 IHでも使用可能。熱伝導性がよく、冷めにくい。 一気に加熱する調理、ステーキや水気を出したくない食材の料理に適しています。 熱が均一に伝わる性質があります。 |
||||
M.M.Factory 極厚鉄板ソロモデル |
販売サイト | ¥5,940 | 鉄 | 2,000 | 21×15 |
アルミ、チタンはやはり軽いですね。中でもチタンの軽さは群を抜いていて(といっても数十グラムの話ですが)、惹かれます。
しかし「熱の伝導効率が低いため火が強く当たる部分だけ焦げやすく、ムラが出やすい」という特性を思い返すと、キャンプ料理を楽しむという趣旨には合わなそうです。
アマゾンレビューには「使い方次第」のような意見も散見されますが、今回はアルミ・チタン製品は置いておきましょう。
さて、残るはステンレス・鉄製品ですが、気になる製品をピックアップして見ていきます。
個人的製品ピックアップ
キャプテンスタッグ 3層鋼フライパン17cm
「熱伝導率が低く、一度温めたら冷めにくいので余熱調理に向いている」でおなじみステンレス製。
重さがあるとはいえ、じゅうぶん山にも持っていける程度の490グラム。
そしてステンレスの光沢が美しい。お皿としてインスタ映えさせたいときにいいかもしれません。
ちなみに、少々値段はあがりますが、同じステンレス製でさらに軽い『MSR ALPINEフライパン 39611』というものもあります。
キャプテンスタッグ キャンプ バーベキュー用 フライパン 3層鋼 17cm
ブッシュクラフト たき火フライパン
さて、ここからかなり趣きが変わってきて、「これは登山には持っていかねーわ」という製品が登場です。
「熱伝導率が高く高温での調理ができる」という鉄製のフライパンです。
しかも、取手を作っちゃえばいいじゃないという仕様。
まぁ、毎回作る物好きもそういないと思いますが、遊び心をくすぐる一品です。
M.M.Factory 極厚鉄板ソロモデル
こちらもかなり遊び心をくすぐってくる鉄製品。
肉を旨く食うために作ったとでも言わんばかりの極厚鉄板です。
2kgとかなり重いですが、これで肉を焼いてみたいと思わせるのは確かです。
驚きの板厚6mm!M.M.Factory 極厚鉄板ソロモデル
まとめ
いかがでしたでしょうか。
使用目的、状況は人それぞれなので、あなたに合った製品を探してみてください。
わたしは、とりあえずキャプテンスタッグの3層鋼フライパンでも買おうかなと思っています。安いし。
まだまだ他に抑えるべき製品はあるかもしれませんが、以上、フライパン論2018でした。